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災害対策<地震>1 災害前にできる対策

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災害前にできる対策

災害前にできる対策とは

地震が発生した時、オフィスでも自宅でも死なない、怪我をしないための対策をしましょう。
様々なシーンを想定しておくことで、より的確な判断が行えるようになります。

緊急地震速報の活用
 
地震の際、身の安全を守るためには、地震が来るのを1秒でも早く認識し対応しなければなりません。地震が少しでも早く察知できれば、火元を消したり、窓から離れたりといった行動が可能になります。
緊急地震速報などを利用することで、適切な初動行為が可能となります。


家具の転倒・落下・移動防止対策
 
建物の耐震補強や家具の転倒防止は、地震対策の中で重要なものです。
阪神淡路大震災では、死亡原因の8割は、建物の倒壊と家具の落下防止による圧死・窒息死だったと言われています。
また、東京消防庁によると、近年発生した地震でけがをした原因を調べると、約30~50%の人が、家具類の転倒・落下・移動によるものでした。
家具などがストーブなどに転倒・落下することで、火災が発生するなど二次的な被害も引き起こすことになります。
負傷、火災の発生、避難障害の発生を防ぐためには、家具類の転倒・落下・ 移動防止対策が非常に大切なのです。

オフィスでの対策

オフィスなどの職場における家具類の転倒・落下・移動防止策は、地震が発生した場合に、職場で働く人々の負傷を防ぐことに加え、大切なデータや書類などの経営資源を守り、事業継続を図るうえでも大切な対策となります。

また、オフィスにはパソコンなどのOA機器が多くあります。OA機器の転倒・落下防止の対策もしましょう。

オフィスでの対策

オフィスのレイアウト・転倒防止対策

  • 背の高い家具は単独で置かないようにしましょう。

  • デスクまわりやオフィスの中央には、背の高い家具を置かないようにします。家具類はできるだけ人のいる場所と離しましょう。

  • また、なるべく背の低い家具を選択しましょう。

  • 安定の悪い家具は背合わせにして連結するなど工夫しましょう。

  • 壁面収納は壁・床に連結してください。

  • 2段重ねの家具は上下を連結してください。

  • ローパーテーションは転倒しにくいよう「コの字型」「H型」のレイアウトにし、床に固定してください。

  • 避難路に物を置かないようにしましょう。

  • 壁に接していないテーブル等には、脚に滑り止めをしましょう。

  • 出入り口の近くにキャスター付きの家具を置かないようにしましょう。

  • OA機器の落下防止対策をしましょう。

  • ガラス窓の前に倒れやすい物を置かないようにしましょう。

  • コピー機の転倒・移動防止対策を行いましょう。

  • 机の下に物を置かないようにしましょう。

家庭での対策

家具や家電製品の固定をすることは、地震対策では重要です。
また、家具の配置も非常に重要です。

家庭での対策

家具のレイアウト

  • 避難の妨げとなる場所(出入口付近、廊下、階段等)には家具を置かないようにしましょう。

  • 寝室や幼児・高齢者がいる部屋にはなるべく家具を置かないようにしましょう。

  • 納戸やクローゼット、据え付け収納家具への集中収納により、努めて生活空間に家 具類を置かないようにしましょう。

  • 窓際には重量物や転倒・落下・移動しやすい物を置かないようにします。 (外に落下する危険があります)

  • 住居内で、なるべくものを置かない安全スペースを作っておき ましょう。

転倒防止対策

  • 家具をL型金具などで壁に直接ネジ固定する方法が最も効果が高い方法です。

  • 家具の上部と天井の間は、ポール式(つっぱり棒)などで固定しましょう。ストッパー式や粘着マット式を併用すると効果が高くなります。

  • ポール式の(つっぱり棒)場合は、天井に下からの突き上げに耐える強度が必要です。強度がない場合は、当て板等で補強する必要があります。

  • マット式やストッパー式の器具の単独使用は効果が小さいため、大きな家具 には適していません。

  • テレビの転倒・落下・移動防止には、床、壁に固定されたテレビ台とテレビを直接固定するのが最も確実な方法ですが、難しい場合は粘着マットやストラップ式のもので対策しましょう。

  • 冷蔵庫の底には移動用のキャスターが付いているため、地震の揺れで大きく移動することがあります。必ず転倒・移動防止対策をしましょう。脚の部分のロックを行うとともに、冷蔵庫の背面上部のベルト取付け部分と壁とをベルトで連結すると、効果が高くなります。

  • 電子レンジは、電子レンジ本体を台または壁に固定するとともに、レンジ台を床または壁と固定しましょう。


※固定器具は正しい使い方(取付方法)があります。取り付け場所や取り付け方法によって「固定強度」が異なってくるので、注意しましょう。

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転倒防止対策グッズ
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